人造大理石の分類

  人造大理石化粧板には以下の4種類があるが、ポリエステル系が最も多く使用されており、物理的・化学的特性が最も優れ、模様のデザインが容易で再現性があり、多用途に適しているが、価格が比較的高い。セメントタイプは最も安価ですが、耐食性が悪く、微小亀裂が発生しやすいため、ボードにのみ適しています。他の 2 つの製造プロセスは複雑で、ほとんど使用されません。

  セメントの種類
  この種の人造大理石は、バインダーとして各種セメント、細骨材として砂、粗骨材として破砕大理石、御影石、産業廃棄物等を使用します。研磨して作られたもので、一般にテラゾとして知られ、エポキシ床とも呼ばれます。

  ポリエステル系
  不飽和ポリエステルをバインダーとして、珪砂、大理石、方解石粉などを混合し、成型し、硬化剤の作用で固化し、脱型、乾燥、研磨などの工程を経て作られる人造大理石です。製造。我が国では主にこの方法で人造大理石を製造しています。

  コンパウンド
  無機材料と有機高分子材料から構成される人造大理石です。無機材料でフィラーを結合・形成した後、成形体に有機モノマーを含浸させ、一定の条件下で重合させます。ボードの最下層は安価で安定した無機材料で作られ、表層はポリエステルと大理石の粉末で作られています。

  焼結タイプ
  長石、石英、輝石、方解石粉末、赤鉄鉱粉末と少量のカオリン等を混合し、マッド法によりビレットを作製し、セミドライプレスにより成形し、窯の中は約1000℃の高温。焼結済み。